プロフィール |
自然界にはいない小鳥
性格は温和で、体質も丈夫。さらに、巣引きも容易。
世界中で「最も飼いやすい小鳥」として知られている。
原種は、中国南部や台湾、少数は沖縄にも生息する
コシジロキンパラという小鳥。江戸時代の享保年間(
18世紀)に日本に輸入され、改良の積み重ねにより、
完全な飼い鳥として作り出された。つまり、自然界に
は存在しない。
十姉妹には、模様や羽毛が異なる様々な品種があり、
どれも色彩は地味だが日本人好みの渋みにあふれる。
ちなみに、江戸時代には「ジュウシマツ」という言
葉は今の「フィンチ」(外国産の小鳥)という意味で
使われていた。それが、今の十姉妹が群を抜いて普及
するにつれ、1種類だけの特定の名前になったといわ
れている。
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飼 育 環 境 |
庭箱なら横幅の広いものを
温和で丈夫な小鳥なので小さなかごでも換えるが、
やはり運動が十分にできるように広いスペースを与え
たい。
市販の金網かごの場合つがいで飼うなら35cm以上、
巣引きして親子を同居させるなら45cm以上で形は丸形
や変形ではなく四角いものが適している。
鳥かごの中にはつぼ巣を常時設置。彼らは止まり木
の上ではなく、巣の中で眠る。
つぼ巣は小型のもので十分だが、巣引きさせる場合
は大型のものを、また、多数同居させる場合は横巣を
設置する。
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エ サ |
産卵したらアワ卵は中止
市販のフィンチ用のまき餌が適している。
ボレー粉は普通に与える。イカの甲などを併用する。
青菜は小松菜やサラダ菜、キャベツ、ハコベなどくせ
のないものなら何でも食べる。普段は週に1〜2回でよ
いが巣引きの時だけ毎日与える。
巣引きの時は、発情を促すため、アワ卵が必要。産
卵を確認したらいったん中止し、雛が孵ったら再開す
る。
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ポ イ ン ト |
丈夫だが管理はこまめに
水浴びが好きな小鳥なので、毎日、たっぷり水を与
る。夏の間は、できれば1日2回水を補給したい。無理
なら大きめの容器で多めに与える。
当然だが、エサや水の管理は毎日欠かさず、掃除も
定期的に行う。日光浴は必要だが、夏は日陰になる部
分も作る。
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子 育 て |
可能でも避けたい夏と冬
彼らは仮母に使うほど巣引きの上手な小鳥である。
オスとメスをペアにし、アワ卵を与え、パームなどの
巣材を入れてあげれば簡単に巣引きに取りかかる。
1日1個ずつ5〜6個産み、3つ目の卵あたりから抱卵
し、約14日で雛が誕生。孵化後約25日で巣立ちして、
さらに約2週間で親から独立する。巣引きの間、鳥か
ごの移動などは厳禁。
巣引きは1年中できるが、春と秋、1〜2回位にすべき。
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病 気 |
過度の巣引きは心臓病のもと
あまり病気はしないが、休ませずに巣引きさせると
運動不足と栄養の取りすぎでだんだん太り、心臓病で
死ぬことがある。
巣引きを中止させるには、雛が自分だけでエサを食
べるようになったら別居させ親鳥にアワ卵を与えるの
をストップする。同居させ続ける場合は、アワ卵をや
めるとともに、つぼ巣を横巣に取り替える。
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